PaulGilbert RacerX初期機材①
今回はポールがRacerXのファーストアルバムで使っていた機材とアンプセッティングを紹介!
ポールカッコイイよね
動画でも分かるように初期のポールはハイを上げてチリチリした歪みを作ることが多かった。これでもこの動画の音はハイを抑えているのだが初めて聴くととにかく耳が痛い。
特に初期アンプセッティングは以下の通りさらにキンキンだったわけで2000年代に入ってからポールの耳はしっかりハイ落ちしてしまっているので皆はハイを上げ過ぎないように。
1959タイプ改造マーシャル設定
Presence 5 Bass 5 Middle 7 Treble 10 Hi treble10
ちなみに他の一般的なマーシャルでセッティングするなら以下だ
Gain 8 Master 10 Bass 7 Middle 7 Treble 10 Presence 5
マスターボリューム10?間違ってんのかな?と思うだろうが本当に10である。これは昔からポールがやっているアッテネーターを使用してのフルアップだ、どの時期も基本的にポールはパワーアッテネーターを使いフルドライブサウンドを出してきた。レーサーX初期では所持していた改造マーシャルにアッテネーター的な機能がついていたらしく当時は使っていなかったようだがポールのコピーをするなら持っていて損はない。
THD Hot Plate パワーアッテネーター(現在入手不可)
さらにこのセッティングだけだとリードが心もとないのでブースターやODをかませゲインを足すことでやっとポールギルバート奏法入門といったところだ。
そしてギターに関してはレーサーX時代を象徴するこのギターを使おう。
Epiphone Wilshire(エピフォン ウィルシャー)
最近は画像のような左右対称のウィルシャーしか売られてない(アメリカの女優さんが弾いて人気がでたっぽい)ポールの使っていたものは正面右側が短いものであった。当時はエピフォンからピンクのシグネチャーを作ってもらっていたりしたがすぐにibanezも作りすっかりエピフォンは出し抜かれたわけだが本人曰く「あの当時のウィルシャーはとんでもなくいい音出してたな、あのアンプとエピフォンの組み合わせでこんな音が出るなんて本当に不思議だったよ」とインタビューで語っていたのでエピフォン自体は気に入っていたようだ。
ポールはそもそもビザールギターファンだという事も有名な話だが、このギターや所持しているダンエレのギターがビザール趣向になったきっかけなのかもしれない。
ちなみにライブではマイキングしたスピーカーの音にラックタイプのデジタルリバーブをルームモードでかけていた。下のライブ動画でよく分かると思う。
まとめ
ポール奏法はハイゲインでナンボという難しいセッティングでスタートラインに立てる極めて険しい壁である!最初は弾きやすい状況、無理なく弾ける状態を作ることから始めよう!
MRBIG期ではもっと機材が増えるから、また紹介するぜ!またね!