前回に引き続きMR.BIGの1stアルバムで使われた使用機材を見ていきつつ収録曲のミックスマスタリングについて触れていこうと思います。

MR.BIGとは?

自身のバンドで活動していたエリックマーティン(Vo)RacerXで活動していたポールギルバート(Gt)デイヴリーロスバンドで活動していたビリーシーン(Bass)インペリテリなどで活動していたパットトーピー(Dr)の4人により結成されたスーパーバンド 1989年デビュー。

・ポールギルバートの使用機材

ギター ibanez pgm100または200 最初期のピックアップはディマジオ製のPAF proだったがToneZoneに変更された。

PVに映っているのがpgm100でピックアップがピンクというところから変更前と思われ本人の証言では2枚目からピックアップを青に変えたそう。

中古エレキギターIbanez(アイバニーズ)PGM30コンデションランク【C】(商品No.82-0)

アンプ ゲインアップの改造マーシャル、メタルトロ二クス 再現する場合はJCM800などをODなどでゲインブーストするのがオススメ。

Marshall(マーシャル) ガバナー・プラス(オーバードライブ) GV2
Mad Professor Loud’n Proud ヴィンテージ4インプット仕様マーシャルサウンドをペダルに ギターエフェクター

ヘッドアンプセッティング gain7 master6 bass10 middle8 treble10 presence4

・ビリーシーンの使用機材

ベース BB3000ショッキングピンクカラー リアはハムだったが外された模様。今のツイーターステレオ出力仕様はワイフの頃から健在で当時はダブルネックベースでも同仕様だったが何故かリアにハムが入ってた。当時もそうだったか分からないがピックアップはフロントがディマジオDP145ミドルの詳細が見当たらないです、すいません誰か教えてください。

アンプ Ampeg アンプに関してはよく言われてることなんですがシステムがデカすぎて本人と関係者しか知らないそうです。再現する場合はアンプ2台でステレオ出力してマイキング、ミキサーに送って加工するのが無難かなと。

・パットトーピーの使用機材

ドラムセット TAMA 10tomtom 13tomtom 15floor tom 16floor tom 24bass drum

Snare 14×6.5 brass zildjian 16A rock crash 17 rock crash 22Z light power ride 14 beat hiht 13 k x hiht

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機材はザッとこんなもんですね、ポールに関してはいろんなギターを使うのでアルバムで使ったものがどれか特定しづらいんですが当時の雑誌とか保存してあるので今度機会あれば細かく紹介していきます。

2曲目 wind me up ではパットが作曲アイデアを提供したそうでパットの力強いドラムイントロから始まります。ソロも秀逸で明るいハードロックって感じですね。

続く3.mercilessではエアロスミスのようなフィーリングでシンプルかつテクニカルな展開を見せ、ビリーシーンのベースソロから始まる4.had enoughでリスナーを落ち着かせる流れはいいですね。

ちなみに had enough はライブで全然やらない曲なので馴染みないかもしれませんね、私もライブで聴いたことないです。なんでやらないんだろ・・・?5.Blame it on my Youthではミドルテンポのハードロックを披露、ライブ盤ではブレイクさせるアレンジが良かったです。6.Take a walkでは弦のゲージを上げてレコーディングしたとポール本人が語っており、52あたりのセットが使われていた模様。たしかにぶっとい音がする。7.big love は80s臭が強いパワーバラードですがハードロックなところがアメリカのバンドって感じ。8.How Can You Do はドライブに最高なイメージの曲で疾走感というよりは夕方の冬のハイウェイを走り抜けていくような情緒あふれる曲ですね。 9.Anything for youはひたすらに綺麗なバラードでこの当時にこの音質と音像を作り上げていたポールギルバートってやっぱ天才だなと思わされます。エリックの声もこの時からバラード向きなことが証明されていますよね。流石to be with youで売れた声です。10Rock&Roll Over 意外にもというか無難というかラストを飾ったのはこのハードロックナンバー。個人的には80年代あるあるで Anything for youみたいなバラードで閉めても良かったと思うんですがいかがでしょうか?たまにこの閉めかたを絶賛されている方がいますが詳しく意見を聞いてみたいと常日頃から考えております。

さてミックスを見ていきましょう、ギターは左右に振ってありやや前、ビリーシーンの音はたまに歪んだ音色が引っ込んで聴こえる箇所がありますがビリーのクセっぽいですね、今もそうですがよくボリュームいじるんですよ。アウトロなんかもそうで音色が変わって聞こえますがビリーの音に対するこだわりと敏感な反応が見えて面白い。

そしてパットのドラムは流石というところですね、スネアが硬いというかギリギリまで上下を張っているので破裂音ですね。やっぱりこの音がパットのトレードマークだと思います、別に根拠ないですがゆるく叩いたらジャズっぽく聞こえそうですね。ハイハットは中央右寄りかなライドは左、タムは右から左に流しシンバルは左右に配置、スネアに対してゆるく張られたバスドラはベースの下に隠れ気味に存在する感じがいいですね。

ミックスエンジニアはケヴィンエルソン彼は本当に凄い方ですレイナードスキナードやジャーニーなども手掛けている半端ないエンジニアです。前作でもミックス担当しているわけですが進化しているのが本当に凄い。

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R.I.P pat torpey
Musician Pat Torpey who overcame hardships and became a professional. I will do my best to become a famous musician all over the world. thank you.

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